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元幼稚園教諭の女性が始めたキッチンカーが静岡・富士市を中心に走っています。人とのつながりを大切にしたいという思いを込め「Conection Café(コネクションカフェ)」と名付けました。
がぶり!かぶりつく幸せ!笑顔を生むホットドック
ソーセージがパキッ。肉汁とソースがジュワーッ、そしてパンの優しい甘さがふわーっと口の中で広がります。
おいしさももちろんですが、店主のこだわりの一つが安心安全な食。ホットドッグやドリンクなどのメニューは、卵や牛乳のアレルギーにも対応しています。
富士市内のパン店「ぼんぐう」の卵不使用のパンを使用し、ソーセージやトッピングにもオーガニックなものなど、厳選した素材を心がけています。
ホットドックの一番人気は「チーズドッグ」です。
女性に大人気のフラッペでのおすすめは、「チョコバナナフラッペ」です。
かわいいチョコがトッピングされていて子供も喜びそうです。季節限定商品もありますので、お店のインスタグラムでチェックしてみてください。
【もっと詳しく見る】Conection Caféのインスタグラム
つながりを大切にしたいという思いを乗せて走る
キッチンカーのオーナー・前島佳代さんは、元幼稚園教諭で2児のママでもあります。前島さんは小さい頃はおとなしくて恥ずかしがり屋さんだったそうです。
前島さんが親しみを持ってほしくて考案したキャラ「ホットドッくん」が、カフェのいたるところにいます。
キッチンカーを始めるきっかけは?
コネクションカフェ・前島佳代さん:
幼稚園教諭もやりがいがあって楽しい仕事でしたが、上の子が小学校に上がるタイミングで退職しました。子供が帰って来た時に「おかえりなさい」と迎えたいと思っての決断です。その時に、勤めていた幼稚園の子供たちや保護者、友だちとのつながりを大切にできる場所を作りたいと思ったんです
キッチンカーを選んだのは一つの場所を決めて待っているよりも、自分から動いてつながっていきたいと思ったから。縁が切れることなく、つながり続けていることがうれしいそうです。
コネクションカフェ・前島佳代さん:
(Q.家族の反応は)パートナーは、私が幼稚園教諭をしていたときも「自分の好きなことをやっていいよ」と見守ってくれていました。今回も好きなことをやりたいならやった方がいいと背中を押してくれました
キッチンカーでの仕事は、限られた時間の中で自分のペースで予定を組むことができるそうです。子供と過ごす時間も長く確保できるようになりました。
コネクションカフェ・前島さん:
(Q.アレルギー対応にした理由は)私の子供に卵アレルギーがあり、出かけた先で気軽に食事することが難しかったからです。同じ悩みを持つ親にいいなと思ってもらえるような、おいしい物を提供したいです
災害時に役立つキッチンカーに
前島さんは静岡市で台風による停電や断水が起きたとき、キッチンカーには発電機があり、温かい食事を提供することができるのではないかと、被災地に向かおうか悩んだそうです。
コネクションカフェ・前島さん:
実行には至りませんでした。被災された方々の中には大学時代の恩師もいたことを後で知り、「なぜあの時、行動に移さなかったのか」と後悔しています。今後は、ボランティア活動にも積極的に参加して少しでも力になりたいと思います
フードやドリンクのメニューは、前島さんの食べたい物をベースに考えていて、家族に意見を聞いたり、手伝ってもらったりして作り上げているそうです。
「一人では何もできないけれど、周りの人に助けてもらっています。家族みんなで仲が良いんですよ!」と飛び切りの笑顔で教えてくれました。
あったかさ満点のコネクションカフェに、つながってみてはいかがでしょうか。
文・画像/ふじ応援部 ひろちゃん